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スタートアップ企業とは?中小企業やベンチャー企業との違いって?

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ベンチャー企業という言葉は広く浸透し、みなさんもイメージしやすいはずですが、最近「スタートアップ企業」というカテゴリの会社が登場しました。実はベンチャー企業とスタートアップ企業は似ていますが、異なるところもある概念です。今回はスタートアップ企業について解説します。最新の企業動向について情報をアップデートしていきましょう。

スタートアップ企業とは

スタートアップ企業とは一般的に「まったく新しい革新的なアイデアで市場を開拓し、開業から短期で急成長をする企業」とされています。

ポイントは、革新的なビジネスモデルを最初から持っていて、スタートダッシュを決めて一気にその業界の中で成長を遂げる企業ということです。

「スタートアップ企業」は元々アメリカのシリコンバレーで生まれた概念です。シリコンバレーは、いうまでもなくAppleやGoogleなど世界的なIT企業が集積する土地です。

シリコンバレーにあるスタートアップ企業のイメージが強いので、スタートアップ企業=ITベンチャー企業というイメージを持っている人が多いのですが、実際には両者には異なる点があるので、押さえておきましょう。

中小企業との違い

まず、スタートアップ企業と中小企業の違いについて説明します。両者はそもそも定義がまったく異なります。中小企業は規模の法的定義であり、スタートアップ企業は起業した会社の性質を表します。

中小企業は、中小企業基本法に示された以下の定義に当てはまるものを指します。

 

下記のどちらかに当てはまると中小企業

業種

資本金

従業員数

製造業、建築業、運輸業

その他

3億円以下

300人以下

卸売業

1億円以下

100人以下

サービス業

5000万円以下

100人以下

小売業

5000万円以下

50人以下

<中小企業HPhttps://www.chusho.meti.go.jp/faq/faq/faq01_teigi.htmlより>

一方、スタートアップ企業は最初に記したように「まったく新しい革新的なアイデアで市場を開拓し、開業から短期で急成長をする企業」になります。スタートアップ企業で非中小企業の規模、つまりいきなり大企業の定義に当てはまるものはほとんどなく、スタートアップ企業の多くが創業時は中小企業なのですが、比較すべき対象ではないことをご理解ください。

会社の規模と会社の性質・目的を比較してもあまり意味はないのです。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いについて

一般的なベンチャー企業とスタートアップ企業には大きく分けて3つの点で違いがあります。まとめて表にしました。スタートアップ企業のイメージがベンチャー企業とはかなり異なることをご認識いただけるはずです。

 

ベンチャー企業

スタートアップ企業

ゴールへの道筋の違い

中長期的に収益を上げる

短期集中で一気に成長する

ビジネスモデルの違い

既存のビジネスモデルを発展させる

革新的で新しいビジネスモデルを作る

収益性の違い

早期の堅実な黒字化

数年は収益が上がらず「死の谷」

 

ゴールへの道筋の違い

ベンチャー企業とスタートアップ企業企業では目指すゴールが異なります。ベンチャー企業は、会社を立ち上げて中長期的に発展させ、安定、継続した収益を上げることを目的としています。

一方、スタートアップ企業の場合、最初は我慢しつつ、斬新なビジネスモデルで一気に市場を席巻し、その業界のリーディングカンパニーになることを目的としています。最終的には確立した事業を他社へ売却することも念頭になります。

自分の会社をしっかり育て上げるベンチャー企業と、斬新なモデルで一気に市場に乗り込み、最終的には事業売却も厭わないスタートアップ企業という対比ができます。

ビジネスモデルの違い

ベンチャー企業は既存のビジネスモデルをベースに収益性を高めていきます。新しいことをするとともに、その業界をより発展させていくようなビジネスモデルになります。

業界内でのシェアやスケールを拡大することで売上を増加していきます。

一方、スタートアップ企業は、まったく新しい革新的なビジネスモデルを1から作り上げていきます。既存のビジネスモデルに頼らず、大きなインパクトを世の中に与えることで、一気に新しい市場を席巻し、既存のビジネスモデルに頼る企業の需要を奪っていきます。

そのため、短期的には「仕込み期間」として収益が上がらないことも仕方ないというビジネスモデルになります。最終的に「ドカーン」と市場を席巻すればいいわけです。

収益性の違い

収益性も異なります。ベンチャー企業は比較的早期の事業黒字化を目指します。既存のビジネスモデルにベンチャーの独創性を加えることで、着実な右肩成長を実現していきます。中長期的もの安定した収益性を確保します。

一方、スタートアップ企業は、革新的なビジネスモデルによって、収益化するまでは赤字で我慢するビジネスモデルです。収益できるラインに「点火」できれば、一気に事業が大爆発して大きく稼げますが、それまではじっと「仕込み」を行っていきます。

赤字が継続する設立からの数年を「死の谷(Valley of Death)」と呼ぶこともあります。この死の谷期間を以下に短くできるのかが重要であり、その間は資金をベンチャーキャピタルなどから調達します。金融機関は赤字で売上がない企業に融資はしません。したがって、死の谷の間は、金融機関以外から資金調達をしてしのがなくてはならないのです。

スタートアップ企業は当たれば大きいのですが、実はかなりハードモードだということがわかりますね。

代表的なベンチャー企業とスタートアップ企業の例

ベンチャー企業とスタートアップ企業の具体例がないとイメージできないという方もいらっしゃると思いますので、代表的なそれぞれの会社を挙げます。

ベンチャー企業

スタートアップ企業

リクルートホールディングス

楽天

ZOZO

メルカリ

サイバーエージェント

スープストック

 

楽天は、まったく新しい通販の仕組みを作り上げ(ネット上のショッピングモール)新しい市場を開拓したり、メルカリもスマホでできるオークションの仕組みを新しく作り上げ、ZOZOはこれまでもあった衣料品の通販に、アプリによる採寸(ZOZOスーツ)や「ツケ払い」の仕組みを取り入れました。

新しいビジネスをⅠから作り出すスタートアップ企業と、既存のビジネスに+αをして、価値を高めるベンチャー企業の違いが何となくご理解いただけるはずです。

ベンチャー企業とスタートアップ企業の共通点

ベンチャー企業とスタートアップ企業には違い、差異があることを知っていただきましたが、共通点、似ているところもあります。3点紹介します。

資金調達

新興企業であるので、資金調達の面でベンチャー企業もスタートアップ企業も苦戦します。「創業融資」的なものは利用できますが、それ以上の資金調達はなかなか大変です。

したがって、斬新なアイデアを示してベンチャーキャピタルから資金調達をする、クラウドファンディングで資金を募る、各種補助金や助成金を利用するなど、融資以外の資金調達方法を多用することも共通しています。

新しいビジネスに挑戦

ベンチャー企業もスタートアップ企業も新しい挑戦をすることは共通しています。ベンチャー企業の場合、既存のビジネスモデルに+αの独創性を加えて、新興企業が既存の市場に乗り込んでいきます。

スタートアップ企業はまったく新しいアイデアで「ブルーオーシャン」を目指していきます。リスクはありますが、開拓できた時のリターンは計り知れません。

「レッドオーシャン」を若さとアイデアで生き抜くベンチャー企業と、「ブルーオーシャン」をリスク覚悟で目指すスタートアップ企業、両者とも新しいビジネスにチャレンジしていきます。

組織体制の整備が不十分

ベンチャー企業もスタートアップ企業も、新しい会社であるがゆえに、組織体制・組織運営システムの整備が不十分な面があります。歴史ある大企業であれば、すでに社内の人事制度や組織体制が確立していますが、ベンチャー企業、スタートアップ企業はそうではありません。

そのため、収益を上げることと並行して、組織体制を整備することで一人前の企業になることが必要です。

尤も、硬直した組織体制でないことはメリットでもあります。大企業の硬直化した組織がもたらす非効率な働き方等についてはここでいうまでもないですよね。せっかく、新しい企業なのですから、風通しの良い組織体制を構築していくことが、ベンチャー企業にもスタートアップ企業にも求められています。

まとめ 企業の経営に関することのご相談は「企業パートナー110番」へ

以上、スタートアップ企業について中小企業やベンチャー企業との比較も交えて解説しました。

スタートアップ企業になるには、これまでにない革新性、ベンチャーキャピタルなどから資金調達できるアイデア、そしてリスクに飛び込む覚悟が必要です。ベンチャー企業以上のスタートアップ企業での成功には綿密な準備・事業計画と専門家のアドバイス、市場を読むセンスが必要となります。

「企業パートナー110番」では、スタートアップ企業として成功するためのノウハウを持った専門家がいます。資金調達の面でもお力になれます。ご自身が目指されるのがベンチャー企業なのかスタートアップ企業なのかも含めてなんでも相談してください。

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