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事業拡大するべき?事業拡大の適切なタイミングとは?

事業拡大すべきかどうか、単純に考えると、事業を拡大し利益を増やすことは正義のように感じます。しかし、大企業が違う分野に進出して、失敗し撤退する事例も少なくありません。

 

事業拡大を慎重に判断すべき理由

特に中小企業や個人事業主の経営者の方にとっては、安定した経営を続けることは非常に大変なのは言うまでもありません。

経営を安定させるためには、事業拡大をして、新規事業へ参入したり、従業員を増やしたり「攻めの経営」によって利益を上げたいと思われる方もいらっしゃるはずです。

しかし、創業後5年以内に80%企業が倒産、廃業すると言われている中で、うかつなタイミングで事業拡大してしまうと、顧客が増えないのに原料費や販管費が増え、経営が圧迫されるという事態につながりかねません。

中小企業や個人事業主の場合、無理やり事業拡大せずに、現状維持の経営を続けた方がいいケースもあります。利益が増えるかもしれない賭けよりも、低位安定の現状維持がいいケースもあるのです。

事業拡大の失敗例として最近話題に出るのが、某ステーキチェーンです。理由は詳述しませんが、客のパイが増えない中で、お店ばかりを増やして「共食い」し、広告戦略に失敗したことが大きいとされています。

また、大手コンビニチェーンが店内でドーナッツを販売しようと事業拡大したことがありましたが、これもドーナッツ最大手の壁を破ることができず撤退を余儀なくされました。一方「コンビニスイーツ」というくくりでは成功しています。適切な戦略を持ち、慎重に事業拡大することで、新しいシェアを獲得できるのです。

 

事業拡大の適切なタイミング

事業拡大の適切なタイミングを見誤らなければ、中小企業や個人事業主の方でも、事業拡大して利益を増やすことはできます。

起業後、想定よりも売り上げがある、だから事業拡大しよう、というのはおすすめできません。新事業を展開する場合、新しい機材の購入やシステムの整備が必要ですし、従業員を雇用する場合、人件費は給料だけではありません。各種社会保険、労働保険、年金、さらに就業規則等の整備、労働基準監督署への届け出などが必要になり、一度事業拡大すると元に戻れない恐れがあります。

それを踏まえて、事業拡大の適切なタイミングを考えると

・経営がとても好調な時
・経営が著しく不審な時

の両極端に分かれます。それはなぜでしょうか?

経営が好調な時

資金に余裕があるので、失敗したときのリスクヘッジもしやすいです。資金や戦力を断続的に投入して、市場シェアの拡大を狙っていきます。

経営が不振な時

こちらは既存事業の「損切り」です。このまま続けていてはじり貧になるので、既存の事業を畳みつつ、事業拡大し新規事業へ参入していきます。これは、戦場を広げるのではなく、撤退しつつ新規のフィールドへ参入していくということになります。背水の陣ですが、これが成功することがあります。

両極端ではありますが、中途半端な状態で事業拡大しても失敗します。余裕があるときに一気に攻めるのか、背水の陣に賭けるのか、この2つのタイミングが事業拡大を行うべきものになります。

事業拡大のメリットとリスク

事業拡大はこれまでの事業から新しい事業へ参入するので、当然メリット、デメリット(リスク)があります。こちらについては下記の表にまとめました。

メリット

リスク

利益の増加

固定費、人件費等の増大

知名度、認知度の向上

従業員が退職する

経営リスクの分散

資金繰りの悪化

 

事業を広げすぎてマネジメントが大変になる

事業拡大は、単に利益の増加だけを目的にするものではなく、対外的な知名度を上げ、経営の失敗リスクを分散する効果があります。

例えば、某居酒屋チェーンは、新型コロナを契機に、居酒屋の店舗の一部を換気が徹底している焼き肉屋に転換し、ダメージを軽減させています。

一方で、上述のステーキチェーンや「東京チカラめし」のように急激な事業拡大は結局、マネジメントできずクオリティが低下し、顧客の支持を失うことになります。

「悪名は無名に勝る」を実践するのはリスクがあり、事業拡大は諸刃の剣となり得ますので、タイミングを見定めることが重要です。

事業拡大の検討に活用できるフレームワーク

事業拡大を検討する際、いくつかのビジネスフレームワークを使うことで、戦略構築が容易になります。ここでは簡単に触れますので、興味がある方はぜひ深堀りなさってください。

アンゾフの成長マトリクス

市場と製品の二軸を設け、その二軸をさらに既存と新規に分割し、成長戦略、事業展開について4つの方法で表しています。

 

 

市場

 

 

既存

新規

製品

既存

市場浸透(他社とのシェア争いに勝つ)

市場開拓(新規市場に既存の製品を投入する)

新規

製品開発(既存の市場に新商品を投入)

多角化戦略(事業拡大をして新規市場に新規商品を投入)

SWOT分析

自社の経営分析手法でよく用いられるフレームワークです。
自社の内部環境と回部環境を

  • S:強み(Strength)
  • W:弱み(Weakness)
  • O:機会(Opportunity)
  • T:脅威(Threat)

に分けて、強みを伸ばす事業展開をするのか、弱みを克服する事業展開をするのか決めていきます。ライバルが少ない市場を目指しても顧客が少なければ成功しません。自社の置かれている経営環境を分析し、事業拡大の方法を探っていきます。

      プラス要素               マイナス要素

強み

(Strength)

弱み

(Weakness)

機会

(Opportunity)

脅威

(Threat)

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)

既存の事業に対して経営資源をどのように分散投資するかを決定する際に用いられます。自社の製品、サービスを「市場成長率」と「市場占有率」の2軸からなる座標で分類します。「花形」に積極投資(事業拡大)しつつ、「金のなる木」でリスクヘッジしつつ、経営の余剰があれば「問題児」にも投資をしていきます。

 

 

市場占有率

 

 

高い

低い

市場成長率

高い

花形

問題児

低い

金のなる木

負け犬

比較的よく知られたフレームワークです。

  • Plan(計画) 計画を立てる
  • Do(実行) 計画を実行する
  • Check(評価) 行動を評価する
  • Action(改善)改善して次へフィードバックする

この繰り返しを行いながら、自社の経営を見直していき、チャンスを見て事業拡大を行います。

基本競争戦略

マイケル・ポーターが提唱する有名な理論で、事業拡大のフレームワークとしても利用できます。

3つの基本競争戦略をもとに事業を展開していきます。

コストリーダーシップ戦略

競合他社より製品を低コストで生産することで、優位性を獲得する戦略、価格競争を仕掛けて勝つ

差別化戦略

自社の商品やサービスを他社と差別化する

集中戦略

自社の商品やサービスを展開するターゲット、購買層や地域を絞ってその中で優位性を確立する

 

事業拡大に活用できる補助金

事業拡大をする際、頼もしい味方として補助金があります。各省庁や自治体の補助金を活用すれば、自社の負担を最小限に抑えることができます。

ものづくり補助金

新製品開発のための製造機器購入やシステム開発、ネットワーク構築など、中小企業が実施する設備投資にかかる費用を補助します。新商品開発、製造に機械の新規購入が必要な場合、役に立ちます。

機械装置費、技術導入費、専門家経費などに充当することができます。

IT導入補助金

生産性の向上につながるITツール(テレワーク、ソフトウェア・サービス等)の導入を補助するものです。働き方改革や新型コロナなどにより、従来以上に在宅ワークというものが重視される時代になりました。

IT化の進展により、既存事業の社内負荷を軽減でき、新規事業拡大を容易にします。IT化したことで新たにできる事業もあるかもしれません。

この補助金で、既存事業のスクラップ&ビルドを促進してください。

このほかにも「補助金」ではなく厚生労働省管轄の「助成金」もいくつかあります。事業拡大に使えるものもあるので調べてみてください。

まとめ 企業の経営に関することのご相談は「企業パートナー110番」へ

事業拡大を行うためにはタイミングを計り、適切な時期に行わないとかえって経営を悪化させてしまいます。しかし、事業拡大するタイミングは難しく、経営者だけの判断ではリスクがあります。事業拡大に失敗すればもっと大変なことになるため、専門家のサポートを得ながら進めるのがいいでしょう。

「企業パートナー110番」は事業拡大について実績のあるコンサルタントや補助金等の公的サービスに詳しいスタッフもいます。

ぜひ相談していただき、自社の経営を安定させより収益が上がる事業拡大の戦略を作り上げてください。まだまだチャンスはあります。

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