中小企業の事業再生・経営改善は企業パートナー110番にお任せください。

0066-9751-4450

受付時間 9:00〜18:00(土日祝定休)

債務超過を解消する方法

Debt overrun

債務超過という状態は経営上非常に危ない状態のことを指します。債務超過の状態に陥ってしまった場合には早期に打開策を考えていかなければなりません。

今回はそんな債務超過について

 ・債務超過とはどういった状態なのか?

 ・債務超過に陥った場合にはどうすればよいのか

これらの疑問を中心に解説していきます。また、記事の途中では赤字や資金ショートなどとの意味合いの違いについても解説しますので、違いをよく理解しておきましょう。

 

債務超過とは

債務超過は所有する現金や預金、その他の資産を買掛金や未払金などの債務が上回っている状態のことをいいます。

通常の経営状態であれば、負債総額は資産総額を下回り、その差額が純資産(純粋な自分の資産)というかたちになります。

しかし、債務超過の場合はこのバランスが崩れている為、仮に所有する自分たちのすべての資産を現金化しても、借金を返済することができない状態になっているということです。その為、この債務超過の状態が続いてしまうと経営状態としては非常に危ない状態であると判断されます。

 

赤字、資金ショートとの違い

債務超過とよく混同される「赤字」「資金ショート」という言葉ですが、正しくは意味が異なります。それぞれの言葉の意味と違いをきちんと理解しておきましょう。

 

赤字とは

債務超過は具体的にいうと、「資産」・「負債」・「資本」の3つの区分についてのバランスが崩れている状態のことをいいます。 それに対して赤字というのは「収益」と「支出」のバランスが崩れている状態のことをいいます。具体的には収益よりも支出が多く利益が出ていない状態のことです。 反対に収入よりも支出が少なければ黒字ということになります。赤字と債務超過は必ず同時に起こることではない為、赤字の状態でも債務超過の状態になるということではありません。 しかし、少なくとも赤字の状態は利益が出ていない状態ですので債務超過を招く可能性は高い状況であるということになります。

 

資金ショートとは

資金ショートは、事業を行っていく上で必要な事業資金が枯渇することで、毎月の支払などが行うことができない、ショートしている状態のことをいいます。 債務超過や赤字と同じで倒産リスクが高くなっている状態を指す言葉であり、こちらも早急に対処していかなければ、益々倒産リスクを高めてしまいます。 資金ショートが起きてしまうと、取引先や金融機関への支払い以外にも従業員などの給料も支払えなくなってしまい、自分だけではなく、様々な人たちに影響を及ぼしてしまいます。 そういった意味では債務超過や赤字といった状態よりも早期に対処していかなければならない状態であるといえます。

 

債務超過のリスク

債務超過には様々なリスクがあり、どのリスクも非常に大きなものとなります。「まだ大丈夫」と思うのではなく、これから紹介する2つのリスクをしっかりと理解した上で適切な対処法を考えていくことが重要です。

 

リスク① 信用リスク

債務超過の状態に陥ってしまった場合には、金融機関などからの融資で資金を増やせば良いと簡単に考えていませんか?債務超過というのは資金よりも借金が多い状態です。 そのような状態の事業者に金融機関は簡単にお金を貸してはくれません。金融機関も貸したお金を回収できるかわからない事業者に融資を行うことは非常にリスクが高い為です。 また、金融機関からではなく、日々の取引先などからの信用力も失われ益々資金が枯渇していく可能性も高くなってしまいます。

 

リスク② 倒産リスク

信用力を失ってしまうことは事業者にとっては非常に致命的です。信用がなければ事業は成り立たず事業を継続することも難しくなります。 赤字である場合には内部調査や分析、事業の再構築を行うことで再起を図ることができます。 資金ショートであれば資金が不足している状態ということですので、売上債権の早期回収や支払いを遅らせるなどのことで対処していくことはできます。 しかし、債務超過の場合は仮に金融機関からの融資を受けることができたとしても、資金は増えますが同時に借入金も増えてしまい、債務超過の状態は変わりません。 さらに上記の信用リスクにより取引先からの契約などが打ち切られてしまうと倒産する可能性が非常に高くなってしまいます。

 

債務超過の解消方法

債務超過の状態を脱却するためには経営の基本的なところを見直すことや少し特殊な対処法を行わなければならない場合もあります。それぞれの状態に合った最適な方法を見つけていきましょう。

 

債務超過の解消方法① 事業の見直しを行い、利益を増やす

事業の基本は利益を出すことですが、債務超過の場合は利益をしっかりと安定して出すことによって解決できる場合もあります。 収入と支出のバランスが適切で収入が安定していれば債務超過の状態になることはありません。まずは現況を分析し経営方法や事業方針を見直していきましょう。 余分な経費を抑えることや、収益性のない事業は停止するなど内部分析をしっかりと行った上で対処し、スマートな経営に移行することで金融機関からの評価も上がり信用度も回復することができます。

 

債務超過の解消方法② 役員からの借入金の債務免除を行う

中小企業などであれば多くの場合、役員からの借入金がある場合がほとんどです。 これには理由があり、金融機関などから融資を受ける場合などに比べ、利息などの支出を抑えることができるためです。 この役員借入金が原因で債務超過となっている場合も少なくはありません。そういった場合には役員と相談し、債務を免除してもらえないか交渉してみましょう。 そうすることで負債を減らし債務超過の状態から脱却することができます。しかし、ここで注意が必要なのは債務超過となってしまった原因の解決にはなっていないということです。 債務超過の状態は抜け出せますが根本的な解決にはなっていない為、引き続き同じような経営を行っていくと再び債務超過の状態に陥ってしまいます。

 

債務超過の解消方法③ 再生手続きをおこなう

負債の中に取引先や金融機関からの借入金などが多くある場合には、すぐには債務超過の状態を脱却することは難しいといえます。 そのような場合に最も有効な方法といえるのが再生手続きです。再生手続きには法的な手続きを踏む「法的再生」や事業者間での話し合いで解決を目指す「民事再生」などがあります。 それぞれの手続きにはメリットやデメリットがある為、現在の状況に合わせて最適な方法を選択していくことが大事になります。 ここでの注意事項としては、相手にとっては売上代金を回収せずに債権を免除するということになりますので、非常に迷惑がかかる手続きになるということです。 その為、相手先には誠心誠意をもって対応していくことを心掛けるようにしましょう。 これらの手続きを行うことは事業の立て直し、再起を図るということになりますので、債務超過の解決方法としては最終手段といってもよいでしょう。

 

まとめ 債務超過についてのご相談は「企業パートナー110番」へ

このように債務超過というのは会社経営をおこなっていく上では、何とか回避したい危機的状態であるといえます。 今回ご紹介した債務超過の解消方法については他にも様々な対処法があります。 それらの対処法は事業者の状況に合わせて選択していかなければならず、どの方法も専門的な知識を有することが多いです。 中には法的な手続きとして弁護士などに依頼しなければならない場合もあります。

まずは現況の分析を行っていくためにも税理士などの専門家に相談し、最適な対処法を見つけていくことが大事になります。

2019©企業パートナー110番.